正答3
解説
正解は3です。
この問題は類上皮肉芽腫を特徴としないものを選ぶので、○ が答え(肉芽腫を形成しない病態)です。
類上皮肉芽腫は、類上皮細胞(活性化したマクロファージ)、Langhans型多核巨細胞、リンパ球が集まってできる病変です。
細胞性免疫(Ⅳ型アレルギー)が関与する慢性炎症でみられます。
【選択肢別解説】
1:× 梅毒の第3期には、ゴム腫と呼ばれる肉芽腫性病変が形成されます。
類上皮細胞を含む肉芽腫を特徴とします。
2:× 結核症では、中心に乾酪壊死を伴う類上皮肉芽腫が形成されます。
類上皮肉芽腫の代表的な疾患です。
3:○ 慢性膵炎は、膵実質の萎縮と線維化、膵管の拡張、膵石などを特徴とします。
類上皮肉芽腫を形成する疾患ではありません。
4:× Hansen病(ハンセン病)は、特に類結核型で類上皮肉芽腫を形成します。
らい菌に対する細胞性免疫の反応によるものです。
5:× サルコイドーシスは、乾酪壊死を伴わない類上皮肉芽腫が肺門リンパ節や肺などにできる疾患です。
【ポイント】
乾酪壊死を伴う肉芽腫は結核、伴わない肉芽腫はサルコイドーシスやCrohn病が代表です。
肉芽腫性炎症をきたす疾患として、結核、梅毒、ハンセン病、サルコイドーシス、真菌症を覚えておきます。