正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)は、ブドウ糖を発酵しないブドウ糖非発酵Gram陰性桿菌の代表です。
特徴的な色素の産生と生化学的性状が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 緑膿菌は、菌体の一端に1本の鞭毛(単毛)をもち、活発に運動します。
鞭毛をもたないわけではありません。
2:× 緑膿菌は硝酸塩を還元し、さらに窒素ガスまで還元(脱窒)します。
硝酸塩還元試験は陽性です。
3:○ 緑膿菌は青緑色の色素であるピオシアニンを産生します。
これは緑膿菌に特有の色素で、同定の重要な手がかりになります。
4:× 緑膿菌はブドウ糖を発酵しないため、TSI培地の高層部は黄変しません。
高層部も斜面部も赤色(アルカリ性)のままです。
5:○ 緑膿菌はアシルアミダーゼをもち、アセトアミドを分解してアンモニアを生じます。
アシルアミダーゼ試験は陽性で、他のブドウ糖非発酵菌との鑑別に用います。
【ポイント】
緑膿菌は、オキシダーゼ陽性、42℃で発育可能、ブドウ様の特有の臭いをもちます。
ピオシアニン(青緑色)とピオベルジン(黄緑色の蛍光色素)を産生します。