正答2
解説
正解は2です。
補体C3は活性化されるとC3aとC3bに分かれ、それぞれ別の働きをします。
C3bは病原体の表面に結合し、食細胞に食べられやすくする働き(オプソニン作用)をもちます。
【選択肢別解説】
1:× 好中球を遊走させる作用(走化性)を強くもつのはC5aです。
C3bの主な作用ではありません。
2:○ C3bが結合した病原体は、好中球やマクロファージの表面にある補体受容体1型(CR1)に認識されます。
そのため貪食が促進されます。
3:× 白血球からリソソーム酵素を放出させる作用は、主にC5aがもちます。
4:× アナフィラトキシンとしての活性をもつのは、C3a、C4a、C5aです。
C3bにはこの活性はありません。
5:× B細胞の抗体産生を高める働きは、C3bがさらに分解されてできたC3dが、B細胞の補体受容体2型(CR2、CD21)に結合することで生じます。
【ポイント】
オプソニンとして働く代表は、IgG抗体とC3bです。
C3bは、C5転換酵素の構成成分として、補体反応を後半の膜侵襲複合体の形成へ進める役割ももちます。