正答3
解説
正解は3です。
喀痰の色調や性状は、原因疾患を推定する重要な手がかりです。
ピンク色で泡沫状の漿液性喀痰は、肺水腫に特徴的な所見です。
【選択肢別解説】
1:× 肺癌では血痰がみられることがあります。
ただし、ピンク色泡沫状の漿液性喀痰は特徴的な所見ではありません。
2:× 肺梗塞では、肺組織の壊死に伴って血痰がみられます。
泡沫状の漿液性喀痰が典型ではありません。
3:○ 肺水腫では、肺毛細血管から血漿成分が肺胞内に漏れ出します。
漏れた液体が空気と混ざって泡沫状になり、少量の赤血球が混じるためピンク色になります。
4:× 気管支炎では、粘液性から粘液膿性の喀痰がみられます。
ピンク色泡沫状の痰は典型ではありません。
5:× 気管支拡張症では、大量の膿性痰がみられるのが特徴です。
痰を静置すると3層に分かれることがあります。
【ポイント】
喀痰の性状は、肺水腫が「ピンク色泡沫状」、気管支拡張症が「大量の膿性痰」、肺炎球菌性肺炎が「さび色痰」と対で覚えましょう。