正答1
解説
正解は1です。
慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease〈COPD〉)では、気道の閉塞と肺胞壁の破壊が起こります。
息を吐き切れずに空気が肺に残るため、肺が過膨張の状態になります。
【選択肢別解説】
1:○ 呼気時に末梢気道がつぶれて空気が閉じ込められるため、残気量は増加します。
この現象をエアトラッピングといいます。
2:× 肺活量は、残気量が増えるぶん相対的に減少するか、正常にとどまります。
増加はしません。
3:× 1秒率は低下します。
1秒率70%未満が、閉塞性換気障害の診断基準です。
4:× 1秒量は気道閉塞のため低下します。
1秒量の予測値に対する割合は、COPDの病期分類に用いられます。
5:× 肺胞壁が破壊されてガス交換の面積が減るため、肺拡散能は低下します。
【ポイント】
COPDで増えるのは、残気量・機能的残気量・全肺気量・残気率です。
減るのは、1秒量・1秒率・肺拡散能です。