正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
血糖を調節するホルモンや、糖の合成・分解の経路についての知識を問う問題です。
インスリンは、前駆体のプロインスリンが切断されてできるホルモンです。
【選択肢別解説】
1:× ソマトスタチンは、膵島のD細胞(δ細胞)から分泌されます。
インスリンやグルカゴンの分泌を、促進ではなく抑制します。
2:× インスリン抵抗性とは、インスリンが分泌されていても、肝臓や筋肉などでの効き目が弱くなった状態です。
分泌量が低下した状態は、インスリン分泌不全といいます。
3:× 1分子のプロインスリンが切断されると、インスリンとC-ペプチドが1分子ずつできます。
そのため両者は1:2ではなく、1:1の分子数比(等モル)で分泌されます。
4:○ 糖新生は、ピルビン酸や乳酸、アミノ酸、グリセロールなどからグルコースを作る代謝経路です。
主に肝臓で行われ、空腹時の血糖維持に働きます。
5:○ ジペプチジルペプチダーゼ4〈DPP-4〉は、GLP-1やGIPといったインクレチンを分解して不活性化します。
この酵素を阻害するDPP-4阻害薬は、2型糖尿病の治療薬です。
【ポイント】
C-ペプチドはインスリンと等モルで分泌され、外から投与したインスリン製剤には含まれません。
そのため、インスリン治療中の患者でも、血中や尿中のC-ペプチドで自分のインスリン分泌能を評価できます。