正答4
解説
正解は4です。
萎縮とは、一度正常な大きさに発育した臓器や組織が小さくなることです。
原因により、生理的萎縮・廃用性萎縮・圧迫萎縮・栄養障害性萎縮・内分泌性萎縮などに分けられます。
【選択肢別解説】
1:× 閉経後の骨粗鬆症は、エストロゲンの減少によって骨量が減る状態です。
ホルモンの低下による内分泌性の萎縮で、圧迫萎縮ではありません。
2:× 成人の胸腺萎縮は、思春期以降に誰にでも起こる生理的萎縮です。
圧迫によるものではありません。
3:× 長期臥床による骨格筋の萎縮は、筋肉を使わないことによる廃用性萎縮(無為萎縮)です。
4:○ 水腎症では、尿の流れが妨げられて腎盂や腎杯が拡張します。
拡張した腎盂が腎実質を内側から持続的に押すため、腎実質が薄くなります。
これが圧迫萎縮の代表例です。
5:× 末期癌での脂肪組織の萎縮は、悪液質(カヘキシー)による栄養障害性の萎縮です。
圧迫によるものではありません。
【ポイント】
萎縮は原因で分類します。
「使わない」は廃用性、「押される」は圧迫、「栄養が足りない」は栄養障害性、「年齢」は生理的と、具体例と対で覚えましょう。