正答4
解説
正解は4です。
ABO血液型抗原は、赤血球などの細胞表面にある糖鎖の末端の違いで決まります。
基本となるH抗原に、A型ではN-アセチルガラクトサミン、B型ではガラクトースが糖転移酵素によって付け加えられます。
【選択肢別解説】
1:× O型は、H抗原に糖を付け加える酵素を持ちません。
そのためH抗原が変化せずに残り、最も多くのH抗原を持ちます。
2:× ABO抗原は赤血球だけでなく、血管内皮や上皮細胞など多くの組織に発現します。
分泌型の人では、唾液などの体液中にも存在します。
3:× ABO亜型は、糖転移酵素の遺伝子の変異による先天的なものです。
後天的な抗原の変化ではありません。
4:○ ABO抗原の特異性は、糖鎖の末端にどの糖が付いているかで決まります。
A抗原はN-アセチルガラクトサミン、B抗原はガラクトースが末端の糖です。
5:× 新生児の赤血球のABO抗原量は成人より少なく、反応が弱く出ます。
成人と同程度になるのは、2〜4歳ごろです。
【ポイント】
ABO抗原は「H抗原にどの糖が付くか」で決まります。
A型はN-アセチルガラクトサミン、B型はガラクトース、O型は何も付かずH抗原のまま、と覚えましょう。