正答1
解説
正解は1です。
ハプテンは、分子量が小さく、それだけでは抗体を作らせることができない物質です。
キャリア蛋白に結合させて免疫することで、ハプテンに対する抗体を作らせます。
本問は「誤っているもの」を選ぶので、誤った記述が正答です。
【選択肢別解説】
1:○ 抗体作製の免疫は、皮下・皮内・筋肉内・腹腔内などに注射して行います。
動脈注射は危険が大きく、免疫の方法として用いません。
この記述が誤りで、本問の正答です。
2:× 免疫を何度か繰り返す(追加免疫)ことで、抗体価が高く親和性の強い抗体が得られます。
正しい記述なので、正答ではありません。
3:× アジュバントは、抗原と一緒に投与して免疫反応を強める物質です。
フロイントアジュバントなどを用います。
正しい記述なので、正答ではありません。
4:× ハプテンは単独では免疫原性がないため、ウシ血清アルブミンやKLHなどのキャリア蛋白に結合させて免疫します。
正しい記述なので、正答ではありません。
5:× 動物に免疫して得られる血清中の抗体は、多数のB細胞クローンに由来するポリクローナル抗体です。
正しい記述なので、正答ではありません。
【ポイント】
ハプテンは「反応原性はあるが免疫原性はない」物質です。
キャリア蛋白に結合させると免疫原性を持つようになる、と押さえましょう。