正答4
解説
正解は4です。
左室流入血流速波形は、拡張早期のE波と心房収縮期のA波からなり、左室拡張能の評価に使います。
測定には、特定の深さの血流速度を選んで測れるドプラ法が必要です。
【選択肢別解説】
1:× Bモード法は断層像で心臓の形態を観察する方法です。
血流速度は測定できません。
2:× Mモード法は、1本の走査線上の構造の動きを時間軸で記録する方法です。
壁厚や弁の動きの計測に使い、血流速度は測りません。
3:× カラードプラ法は血流の方向と分布を色で表示する方法です。
逆流の検出には優れますが、E波やA波の速度は計測しません。
4:○ パルスドプラ法でE/Aを計測します。
サンプルボリュームを僧帽弁の弁尖部に置くことで、その部位の流入血流速度を記録できます。
5:× 連続波ドプラ法は、ビーム上のすべての血流を記録する方法です。
部位を特定できない代わりに高速血流を測れるため、弁狭窄や逆流の最大流速の測定に使います。
【ポイント】
「部位を選ぶならパルスドプラ、高速血流なら連続波ドプラ」と覚えます。
加齢や左室弛緩障害ではA波が大きくなり、E/Aが1未満になります。