正答5
解説
正解は5です。
セルブロック法は、体腔液などの液状検体を遠心して細胞を集め、固定してパラフィンブロックにする方法です。
組織標本と同様に薄切できるため、同じ検体から何枚も標本を作れます。
この問題は誤っている記述を選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× この記述は正しいので、誤りを選ぶ本問の答えにはなりません。
連続切片を作れるため、複数の抗体による免疫染色ができます。
2:× この記述は正しいので、答えにはなりません。
集めた細胞は、組織標本と同じくホルマリンで固定するのが一般的です。
3:× この記述は正しいので、答えにはなりません。
細胞集塊の立体構造が保たれるため、乳頭状や腺腔状の配列を観察しやすくなります。
4:× この記述は正しいので、答えにはなりません。
固定した細胞をパラフィンに包埋し、ミクロトームで薄切して切片を作ります。
5:○ 細胞数が少ない検体の方が有用性が高いというのは誤りです。
細胞が少ないとブロックの中に細胞がほとんど含まれず、診断に必要な標本が得られにくくなります。
セルブロック法は、細胞量が十分な検体ほど有用です。
【ポイント】
セルブロック法は、体腔液中の腫瘍細胞の原発巣推定やHER2などのバイオマーカー検索に役立ちます。
細胞を集めるには、アルギン酸ナトリウムなどの固化剤が用いられます。