正答4
解説
正解は4です。
細胞診の塗抹法は、検体の性状に合わせて選びます。
粘稠な検体はすり合わせ法、液状検体の沈渣は引きガラス法、組織片は捺印法や圧挫法を用います。
【選択肢別解説】
1:× 胸水には捺印法は用いません。
胸水は遠心して得た沈渣を、引きガラス法などで塗抹します。
2:× リンパ節には主に圧挫法ではなく捺印法を用います。
摘出したリンパ節の割面をスライドガラスに軽く押し当てて細胞を付けます。
3:× 尿は直接塗抹法では塗抹しません。
尿は細胞が少ないため、遠心やオートスメアなどで細胞を集めてから塗抹します。
4:○ 喀痰にはすり合わせ法を用います。
粘稠な喀痰を2枚のスライドガラスで挟み、すり合わせて均一に広げます。
5:× 脳腫瘍には引きガラス法ではなく圧挫法を用います。
軟らかい組織片をスライドガラスで挟んで押しつぶし、引き伸ばして塗抹します。
【ポイント】
「喀痰はすり合わせ、体腔液は引きガラス、リンパ節は捺印、脳腫瘍は圧挫」と対応させて覚えます。
喀痰では、血液や膿の混じった部分を選んで塗抹します。