正答1
解説
正解は1です。
Guillain-Barré症候群は、感染をきっかけに末梢神経に対する自己抗体ができ、急性の弛緩性麻痺を起こす疾患です。
先行感染として最も多く知られているのが、Campylobacter jejuniによる腸炎です。
【選択肢別解説】
1:○ Campylobacter jejuniが関連します。
菌体表面の糖鎖が末梢神経のガングリオシドと似ているため、交差反応する自己抗体ができます。
2:× Haemophilus influenzaeとの関連は代表的ではありません。
小児の髄膜炎や急性喉頭蓋炎、中耳炎の原因菌です。
3:× Helicobacter pyloriとの関連は代表的ではありません。
慢性胃炎や消化性潰瘍、胃癌、MALTリンパ腫の原因になります。
4:× Staphylococcus aureusとの関連は代表的ではありません。
化膿性疾患や食中毒、毒素性ショック症候群の原因菌です。
5:× Treponema pallidumとの関連は代表的ではありません。
梅毒の病原体で、神経梅毒を起こすことはありますが、Guillain-Barré症候群とは別の病態です。
【ポイント】
Guillain-Barré症候群では、髄液で蛋白が増えても細胞数は増えない「蛋白細胞解離」がみられます。
抗GM1抗体などの抗ガングリオシド抗体が検出されることがあります。