正答5
解説
正解は5です。
化膿性髄膜炎は細菌による髄膜炎で、髄液では好中球を主体とする炎症の所見がみられます。
誤っているものを選ぶ問題なので、化膿性髄膜炎に合わない所見が答え(○)になります。
【選択肢別解説】
1:× 白血球が著しく増えるため、髄液は肉眼的に混濁します。
化膿性髄膜炎に合う所見なので、答えではありません。
2:× 炎症細胞の崩壊などにより髄液の乳酸脱水素酵素〈LD〉は上昇します。
化膿性髄膜炎に合う所見なので、答えではありません。
3:× 血液脳関門が障害され、血漿蛋白が髄液中に漏れ出します。
蛋白濃度の上昇は合う所見なので、答えではありません。
4:× 細菌感染では好中球が主体となり、多形核球の比率が上昇します。
合う所見なので答えではなく、ウイルス性では単核球が主体です。
5:○ この記述が誤りです。
細菌や好中球が糖を消費するため髄液糖は低下し、髄液糖/血糖比も上昇ではなく低下します。
【ポイント】
髄液糖/血糖比の低下は細菌性・結核性・真菌性髄膜炎でみられます。
ウイルス性髄膜炎では髄液糖はほぼ正常に保たれる点が鑑別の要です。