正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
1回呼吸法による肺拡散能力〈DLCO〉の測定では、一酸化炭素〈CO〉とヘリウム〈He〉を含む混合ガスを吸入し、約10秒息を止めたあとに呼出させます。
呼気中のCOとHeの濃度を測定して拡散能を計算します。
【選択肢別解説】
1:○ COは肺胞から血液中へ拡散して取り込まれます。
吸気と呼気のCO濃度の差から拡散能を求めるため、濃度を測定します。
2:× 二酸化炭素〈CO2〉は本法の計算には用いません。
測定の対象ではありません。
3:○ Heは血液にほとんど溶けず、肺内で希釈されるだけです。
希釈の程度から肺胞気量と、CO初期濃度を求めるため、濃度を測定します。
4:× 窒素〈N2〉は本法の計算に用いるガスではありません。
N2濃度の測定は窒素洗い出し法やクロージングボリューム測定で行います。
5:× 酸素〈O2〉は混合ガスの成分ですが、拡散能の計算には用いません。
濃度測定の対象ではありません。
【ポイント】
COはヘモグロビンとの親和性が非常に高く、血液中の分圧がほぼ0とみなせるため拡散能の測定に使われます。
Heの代わりにメタンを用いる装置もあります。