正答5
解説
正解は5です。
肝臓の機能には、蛋白合成、解毒、排泄などがあります。
合成能の評価には、肝臓で作られる物質の量や働きを反映する検査を用います。
【選択肢別解説】
1:× インドシアニングリーン〈ICG〉試験は、静注した色素が肝臓に取り込まれて消える速さをみる検査です。
肝血流や色素の排泄能を評価します。
2:× アラニンアミノトランスフェラーゼ〈ALT〉は、肝細胞が壊れると血中に出る酵素です。
合成能ではなく肝細胞の傷害を反映します。
3:× 血清ビリルビン値は、ビリルビンの処理と排泄の能力を反映します。
合成能の指標ではありません。
4:× 血中アンモニア値は、尿素回路による解毒能を反映します。
合成能の評価に用いる指標ではありません。
5:○ プロトロンビン時間〈PT〉は、肝臓で作られる凝固因子(Ⅱ・Ⅴ・Ⅶ・Ⅹ因子)の量を反映します。
肝合成能が落ちるとPTは延長します。
【ポイント】
合成能の指標には、PTのほかにアルブミン、コリンエステラーゼ、総コレステロールがあります。
凝固因子は半減期が短いため、PTは急性の肝合成能の低下を早く反映します。