正答4
解説
正解は4です。
Bacteroides fragilisはグラム陰性の偏性嫌気性桿菌です。
腹腔内感染などで最も多く分離される嫌気性菌で、性状による同定が出題されます。
【選択肢別解説】
1:× 黒色色素を産生するのはPorphyromonasや一部のPrevotellaです。
B. fragilisは黒色色素を産生しません。
2:× B. fragilisはインドール陰性です。
インドール陽性になるのは、同じグループのB. thetaiotaomicronなどです。
3:× B. fragilisはカタラーゼ陽性です。
嫌気性菌でもカタラーゼをもつ点が特徴です。
4:○ B. fragilisはエスクリンを加水分解します。
20%胆汁を含む培地でも発育し、エスクリンを分解して培地を黒くするのがBBE寒天培地の原理です。
5:× 嫌気性菌はアミノグリコシド系抗菌薬を細胞内に取り込めないため、自然耐性を示します。
感性を示すのではありません。
【ポイント】
B. fragilisは多くがβ-ラクタマーゼを産生し、ペニシリン系に耐性を示します。
BBE寒天培地では、黒褐色の集落と周囲の黒変が目印です。