正答3
解説
正解は3です。
ヒトに感染するマラリアには、熱帯熱・三日熱・卵形・四日熱の4種と、サルマラリア(Plasmodium knowlesi)があります。
このうち重症化しやすく致死率が最も高いのは熱帯熱マラリアです。
【選択肢別解説】
1:× サルマラリアも重症化することがありますが、致死率が最も高いわけではありません。
主に東南アジアでみられ、ヒトへの感染例は限られます。
2:× 卵形マラリアは比較的良性の経過をとります。
肝内に休眠体を作り再発を起こす点が特徴です。
3:○ 熱帯熱マラリア(Plasmodium falciparum)は致死率が最も高いです。
あらゆる成熟度の赤血球に感染して高い原虫血症を生じます。
感染赤血球が微小血管に付着し、脳マラリアや腎不全などの重篤な合併症を起こします。
4:× 三日熱マラリアは致死率が低い良性マラリアです。
卵形マラリアと同様に休眠体による再発を起こします。
5:× 四日熱マラリアも致死率は低いです。
72時間ごとの発熱周期が特徴で、ネフローゼ症候群の原因となることがあります。
【ポイント】
「熱帯熱は重症、三日熱・卵形は休眠体で再発、四日熱は72時間周期」と整理しましょう。
熱帯熱マラリアは治療開始が遅れると致命的になるため、迅速な鏡検が重要です。