正答2
解説
正解は2です。
PCR法では、プライマーが目的以外の配列に結合(ミスプライミング)すると非特異的な増幅産物ができます。
特異性を高めるには、プライマーの結合条件を厳しくする方向に調整します。
【選択肢別解説】
1:× サイクル数を増やしても特異性は高まりません。
増幅が進むほど非特異的産物も蓄積しやすくなります。
2:○ プライマー濃度を下げると特異性が高まります。
プライマーが過剰だとミスプライミングやプライマーダイマーが生じやすいためです。
3:× アニーリング温度を下げると特異性は低下します。
不完全に相補な配列にもプライマーが結合しやすくなるからです。
正しくは、アニーリング温度を上げると特異性が高まります。
4:× マグネシウム濃度を上げると特異性は低下します。
Mg²⁺はDNAポリメラーゼの補因子で、高濃度ではミスマッチのある結合も安定化させます。
5:× DNAポリメラーゼ濃度を上げると特異性は低下します。
酵素が過剰だと非特異的な伸長反応が起こりやすくなります。
【ポイント】
特異性を上げる操作は「アニーリング温度を上げる」「プライマー・Mg²⁺・酵素を適量まで下げる」です。
ホットスタート法も非特異的増幅を抑える方法として知られています。