Lambert-Beerの法則が成り立つ条件で、15μmolの物質AをX mLのイオン交換水に溶解し、光路長10 mmのセルで吸光度を測定したところ0.945であった。
Aのモル吸光度係数を6.3×10³ L・mol⁻¹・cm⁻¹とするとXはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
Lambert-Beerの法則では、吸光度はモル吸光係数・濃度・光路長の積で表されます。
吸光度から濃度を求め、物質量を濃度で割れば溶液の体積が求まります。
【計算】
吸光度A=モル吸光係数ε×濃度c×光路長l です。
光路長は10 mm=1 cmです。
c=A÷(ε×l)=0.945÷(6.3×10³ L・mol⁻¹・cm⁻¹×1 cm)です。
c=1.5×10⁻⁴ mol/Lとなります。
物質量は15 μmol=1.5×10⁻⁵ molです。
体積V=物質量÷濃度=1.5×10⁻⁵ mol÷1.5×10⁻⁴ mol/L=0.1 Lです。
0.1 L=100 mLなので、X=100です。
【選択肢別解説】
1:× 2 mLに溶かすと濃度は7.5×10⁻³ mol/Lとなり、吸光度は約47と計算され、0.945になりません。
2:× 10 mLでは濃度が1.5×10⁻³ mol/Lとなり、吸光度は9.45になります。
3:× 50 mLでは濃度が3.0×10⁻⁴ mol/Lとなり、吸光度は1.89になります。
4:○ 100 mLでは濃度が1.5×10⁻⁴ mol/Lとなり、吸光度は0.945で一致します。
5:× 200 mLでは濃度が7.5×10⁻⁵ mol/Lとなり、吸光度は約0.47になります。
【ポイント】
光路長をcmに、物質量をmolに直してから代入するのが計算ミスを防ぐコツです。
吸光度は濃度に比例するので、体積が2倍になれば吸光度は半分になります。