正答5
解説
正解は5です。
Mayerのヘマトキシリン液とCarazziのヘマトキシリン液は、いずれも進行性染色に用いられるミョウバンヘマトキシリンです。
両者の組成の違いと共通点を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× クエン酸はMayer液にのみ含まれます。
酸性に保って染色の選択性を高めるために加えられます。
2:× 過ヨウ素酸はどちらの液にも含まれません。
ヘマトキシリンの酸化剤にはヨウ素酸ナトリウムやヨウ素酸カリウムを用います。
過ヨウ素酸はPAS反応で糖を酸化するのに用いる試薬です。
3:× グリセリンはCarazzi液にのみ含まれます。
液の安定化のために加えられます。
4:× 抱水クロラールはMayer液にのみ含まれます。
防腐・安定化のために加えられます。
5:○ カリウムミョウバンは両方の液に含まれます。
アルミニウムが媒染剤となり、ヘマテインと結合して核を青紫色に染めます。
【ポイント】
Mayer液は「ヘマトキシリン・ヨウ素酸ナトリウム・カリウムミョウバン・抱水クロラール・クエン酸」です。
Carazzi液は「ヘマトキシリン・ヨウ素酸カリウム・カリウムミョウバン・グリセリン」です。