正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
ヒツジ血液寒天培地は多くの細菌が発育する培地ですが、特殊な発育因子や環境を必要とする菌は発育しません。
5%炭酸ガス(CO₂)培養は好気的な環境に近い条件です。
【選択肢別解説】
1:× Fusobacterium nucleatumは偏性嫌気性菌です。
酸素のある炭酸ガス培養では発育せず、嫌気培養が必要です。
2:× Haemophilus influenzaeは発育にX因子とV因子を必要とします。
ヒツジ血液寒天培地ではV因子が利用できないため発育せず、チョコレート寒天培地を用います。
3:× Legionella pneumophilaはL-システインと鉄を必要とします。
ヒツジ血液寒天培地には発育せず、BCYEα培地を用います。
4:○ Moraxella catarrhalisはヒツジ血液寒天培地に発育します。
灰白色の集落を作り、白金耳で押すと集落ごと滑るように動くのが特徴です。
5:○ Streptococcus pneumoniaeはヒツジ血液寒天培地に発育します。
炭酸ガスで発育がよくなり、α溶血を示す中央がくぼんだ集落を作ります。
【ポイント】
インフルエンザ菌はチョコレート寒天、レジオネラはBCYEα培地、嫌気性菌は嫌気培養と、必要な条件をセットで覚えましょう。
インフルエンザ菌は黄色ブドウ球菌の周囲にだけ発育する衛星現象を示します。