正答5
解説
正解は5です。
人獣共通感染症とは、ヒトとヒト以外の脊椎動物の間で自然に伝播する感染症です。
寄生虫では、動物を終宿主や中間宿主として生活環が成り立つものが該当します。
【選択肢別解説】
1:× 蟯虫はヒトだけに寄生する線虫です。
虫卵がヒトからヒトへ手指や寝具を介してうつります。
2:× ズビニ鉤虫はヒトを固有の宿主とする線虫です。
土壌中の幼虫がヒトの皮膚や口から侵入します。
3:× 三日熱マラリア原虫はヒトとハマダラカの間で生活環が成り立ちます。
動物を介した感染は通常ありません。
4:× ガンビアトリパノソーマはツェツェバエが媒介し、主にヒトからヒトへ伝播します。
動物が主な感染源となるのはローデシアトリパノソーマです。
5:○ エキノコックス〈多包条虫〉はキツネやイヌが終宿主、野ネズミが中間宿主です。
ヒトは虫卵を摂取して感染し、肝臓に包虫ができます。
【ポイント】
日本では北海道のキタキツネが多包条虫の主な感染源です。
エキノコックス症は感染症法で4類感染症に指定されています。