正答3
解説
正解は3です。
ビタミンB6の活性型であるピリドキサールリン酸〈PLP〉は、アミノ基を移す反応の補酵素です。
アミノ基転移酵素(トランスアミナーゼ)がこれを使います。
【選択肢別解説】
1:× アルカリホスファターゼ〈ALP〉は、亜鉛とマグネシウムを必要とする金属酵素です。
ビタミンB6誘導体は補酵素にしません。
2:× アミラーゼ〈AMY〉はでんぷんを分解する加水分解酵素です。
カルシウムイオンを必要とし、塩化物イオンで活性化されますが、補酵素は必要としません。
3:○ アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ〈AST〉はアミノ基転移酵素で、PLPを補酵素とします。
ALTも同じくPLPを補酵素とします。
4:× 乳酸脱水素酵素〈LD〉は、乳酸とピルビン酸を変換する酸化還元酵素です。
補酵素はナイアシン由来のNAD+で、ビタミンB6ではありません。
5:× γ-グルタミルトランスフェラーゼ〈γ-GT〉は、γ-グルタミル基を移す酵素です。
ビタミンB6誘導体は補酵素にしません。
【ポイント】
AST・ALTの測定試薬にPLPを加えると、ビタミンB6が不足した検体でも活性を正しく測れます。
補酵素とビタミンの対応(B1はTPP、B2はFAD、ナイアシンはNAD、B6はPLP)を整理しましょう。