正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
自動血球計数装置は、粒子の大きさで赤血球・白血球・血小板を区別して数えます。
そのため、本来とは異なる大きさの粒子が出現すると、誤った値が出ます。
【選択肢別解説】
1:○ 寒冷凝集素があると、室温で赤血球どうしが凝集します。
複数の赤血球が1個の大きな粒子として数えられるため、赤血球数は偽低値になります。
2:× 巨大血小板は赤血球ほどの大きさになり、血小板として数えられません。
血小板数は偽高値ではなく偽低値になります。
3:× 破砕赤血球は小さな断片となり、血小板と同じ大きさの範囲に入ります。
血小板として数えられるため、血小板数は偽低値ではなく偽高値になります。
4:× 有核赤血球は、溶血処理後も核が残り、白血球として数えられます。
白血球数は偽低値ではなく偽高値になります。
5:○ クリオグロブリンは低温で析出して粒子になります。
この粒子が白血球として数えられるため、白血球数は偽高値になります。
【ポイント】
寒冷凝集素では、赤血球数の偽低値とともにMCVやMCHCの偽高値がみられ、37℃に加温すると改善します。
異常値の背景に「粒子の大きさの取り違え」がないかを考える習慣をつけましょう。