正答5
解説
正解は5です。
間接(受身)凝集反応は、ゼラチン粒子や赤血球などの担体に抗原を結合させ、抗体による凝集で抗体を検出する方法です。
感染症の抗体検査に広く用いられています。
この問題は間接凝集反応で検出できないものを選ぶので、○ が答え(検出できない抗体)です。
【選択肢別解説】
1:× HBs抗体は、HBs抗原を結合させた担体を用いる受身凝集法で検出できます。
2:× HCV抗体も、HCV抗原を結合させた担体を用いる凝集法で検出されてきました。
3:× HTLV-1抗体は、ゼラチン粒子凝集法(PA法)でスクリーニング検査が行われます。
4:× マイコプラズマ抗体は、ゼラチン粒子凝集法で測定されるのが一般的です。
5:○ Donath-Landsteiner抗体は、低温で赤血球に結合し、37℃に温めると補体を活性化して溶血を起こす抗体です。
凝集ではなく、この二相性の溶血を確かめるDonath-Landsteiner試験で検出します。
【ポイント】
Donath-Landsteiner抗体は発作性寒冷ヘモグロビン尿症の原因で、P抗原に対するIgG抗体です。
「冷やして結合、温めて溶血」という検出原理を押さえましょう。