正答4
解説
正解は4です。
ABO血液型の遺伝・抗原・抗体の性質を問う問題です。
この問題は誤っている記述を選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
ABO血液型では、自分のもたない抗原に対する抗体を規則的にもちます。
これをLandsteinerの法則といいます。
2:× 正しい記述です。
ABO遺伝子は第9染色体の長腕(9q34)にあります。
糖を転移する酵素をコードしています。
3:× 正しい記述です。
新生児や乳児の赤血球はA抗原・B抗原の量が少なく、反応が弱く出ることがあります。
成長とともに増え、2〜4歳ごろに成人と同程度になります。
4:○ 誤った記述です。
抗A・抗B抗体は胎児期ではなく、生後に腸内細菌などの抗原にさらされることで産生が始まります。
生後3〜6か月ごろから検出されるようになります。
5:× 正しい記述です。
獲得性Bは、細菌の酵素によってA抗原の末端の糖が変化し、B抗原に似た構造になったものです。
大腸がんや腸閉塞などの患者でみられます。
【ポイント】
新生児の血液型検査では、抗体がまだないため、オモテ検査だけで判定します。
新生児の血漿中にある抗A・抗B抗体は、母親から胎盤を通過して移行したIgGです。