正答4
解説
正解は4です。
多くの染色では、アルコールで脱水しキシレンで透徹したあと、樹脂などの疎水性(非水溶性)封入剤で封入します。
しかし、アルコールやキシレンで溶けてしまう成分を染めた場合は、脱水と透徹ができません。
その場合は、グリセリンゼラチンなどの親水性(水溶性)封入剤を使います。
【選択肢別解説】
1:× orcein染色は弾性線維やHBs抗原を染める方法です。
脱水・透徹のあと疎水性封入剤で封入します。
2:× PTAH(リンタングステン酸ヘマトキシリン)染色は横紋筋の横紋やフィブリンを染めます。
脱水・透徹して疎水性封入剤で封入します。
3:× Bodian染色は鍍銀法で神経線維を染める方法です。
脱水・透徹して疎水性封入剤で封入します。
4:○ oil red O染色は中性脂肪などの脂質を赤く染める方法です。
脂質はアルコールやキシレンで溶けるため、凍結切片を使い、脱水せずに親水性封入剤で封入します。
5:× Ziehl-Neelsen染色は抗酸菌を赤く染める方法です。
脱水・透徹して疎水性封入剤で封入します。
【ポイント】
脂肪染色(oil red O・Sudan III・Sudan black B)は、凍結切片と親水性封入剤の組合せで行います。
パラフィン切片では作製過程で脂質が溶け出すため、脂肪染色には使えません。