正答1
解説
正解は1です。
特定の遺伝子配列を検出するには、その配列と相補的な塩基配列をもつプローブを結合させるハイブリダイゼーションを使います。
組織化学的な染色は物質の種類を見分ける方法で、特定の配列までは識別できません。
【選択肢別解説】
1:○ FISH(蛍光in situハイブリダイゼーション)法は、蛍光標識したプローブを標的配列に結合させて検出します。
HER2遺伝子の増幅や融合遺伝子の検出などに使われます。
2:× DOPA反応は、メラノサイトがもつチロシナーゼの酵素活性を検出する方法です。
遺伝子配列は検出できません。
3:× Feulgen反応は、DNAを酸で加水分解して生じたアルデヒド基をSchiff試薬で赤紫色に染めます。
DNA全体を染めるだけで、特定の配列は区別できません。
4:× direct fast scarlet染色はアミロイドを染める方法で、偏光顕微鏡で緑色の複屈折を示します。
遺伝子配列は検出できません。
5:× methyl green-pyronin染色はDNAを緑色、RNAを赤色に染め分ける方法です。
核酸の種類は区別できますが、特定の配列は検出できません。
【ポイント】
特定の遺伝子配列を検出できるのは、FISH法やISH法、PCR法などの分子生物学的手法です。
DNAを染める組織化学的方法としてFeulgen反応とmethyl green-pyronin染色の違いもよく問われます。