正答4
解説
正解は4です。
図は心臓を切り開いた写真です。
下半分には壁の厚い心室があり、乳頭筋とそこから伸びる白い糸状の腱索が見えます。
壁が厚いことからこの心室は左心室です。
枠内は、左心室から出ていく太い血管の付け根にあり、ポケット状の薄い半月形の弁尖が並んでいます。
腱索がつかない半月形の弁が左心室の出口にあることから、大動脈弁と判断できます。
【選択肢別解説】
1:× 右心房は静脈血が戻る部屋で、弁ではありません。
枠内は血管の付け根にある弁の構造なので合いません。
2:× 左心房は肺静脈からの血液を受ける部屋で、弁ではありません。
枠内の構造とは異なります。
3:× 三尖弁は右心房と右心室の間の房室弁で、弁尖に腱索が付着します。
枠内は腱索のない半月弁で、位置も左心室の出口なので異なります。
4:○ 大動脈弁は左心室と大動脈の間にある3枚の半月弁です。
壁の厚い左心室の出口にポケット状の弁尖が並ぶ枠内の所見に一致します。
5:× 肺動脈弁も半月弁ですが、壁の薄い右心室から肺動脈への出口にあります。
図の厚い心室壁に続く位置とは合いません。
【ポイント】
房室弁(僧帽弁・三尖弁)は腱索と乳頭筋で支えられ、動脈弁(大動脈弁・肺動脈弁)は腱索のない半月弁です。
大動脈弁のすぐ上の大動脈洞からは、左右の冠動脈が出ています。