正答1
解説
正解は1です。
HLA(ヒト白血球抗原)は、抗原の断片をT細胞に提示する分子で、ヒトの主要組織適合遺伝子複合体です。
クラスIとクラスIIに分かれ、発現する細胞と提示する相手のT細胞が異なります。
【選択肢別解説】
1:○ HLAクラスI(HLA-A・B・C)は対立遺伝子の種類が非常に多い、高度な多型性を示します。
そのため他人とHLA型が一致しにくく、移植で問題になります。
2:× HLA遺伝子は第6染色体の長腕ではなく、短腕(6p21.3)に存在します。
3:× HLAクラスIIは、B細胞・マクロファージ・樹状細胞などの抗原提示細胞に発現します。
血小板に発現しているのはクラスIで、クラスIIは発現していません。
4:× DR・DQ・DPの領域はHLAクラスIIに含まれます。
クラスIはA・B・Cの領域です。
5:× HLAクラスIはCD8陽性T細胞に抗原を提示し、主に細胞傷害性の細胞性免疫を誘導します。
体液性免疫の誘導に関わるのは、CD4陽性T細胞に抗原を提示するクラスIIです。
【ポイント】
クラスIはほぼすべての有核細胞と血小板に発現し、クラスIIは抗原提示細胞に発現します。
血小板輸血不応の原因として、抗HLAクラスI抗体が重要です。