正答4
解説
正解は4です。
精液検査は男性不妊の評価に用いる検査で、採取から測定までの条件が結果を大きく左右します。
WHOのマニュアルに沿った採取方法・保存・測定時間を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 2日間連続して採取する方法はとりません。
2〜7日の禁欲期間をおいて採取し、異常があれば日を改めて再検します。
2:× 冷蔵保存はしません。
精子の運動性が低下するため、検体は20〜37℃に保って速やかに検査します。
3:× 精子濃度は液化を待ってから測定します。
精液は射精直後に凝固しており、通常は15〜30分で液化するため、10分以内の測定は不適です。
4:○ 運動率の測定は採取後1時間以内に行います。
時間とともに運動率は低下するため、液化後できるだけ早く評価します。
5:× 精子濃度の基準下限は1,500万/mL(WHO 2010)です。
150万/mLは一桁少ない誤りです。
WHO 2021年版では1,600万/mLとされています。
【ポイント】
「禁欲2〜7日・保温・液化後に測定・運動率は1時間以内」が基本です。
精子濃度の下限は千万単位であることに注意しましょう。