水、10 mg/dL標準液、血清の終点分析法における反応終了後の吸光度を測定したところそれぞれ0.02、0.30、0.16であった。
血清中に含まれる物質の濃度[mg/dL]で正しいのはどれか。
正答1
解説
正解は1です。
終点分析法では、反応が終わったあとの吸光度が測定物質の濃度に比例します。
試薬そのものの吸光度(試薬盲検)を差し引いてから、標準液との比で濃度を求めます。
【計算】
血清の濃度 = 標準液の濃度 ×(血清の吸光度 − 盲検の吸光度)÷(標準液の吸光度 − 盲検の吸光度)
数値を代入します:10 ×(0.16 − 0.02)÷(0.30 − 0.02)
= 10 × 0.14 ÷ 0.28
= 10 × 0.5
= 5.0 mg/dL
【選択肢別解説】
1:○ 盲検値を差し引いて標準液と比較すると、5.0 mg/dLになります。
2:× 5.2 mg/dLにはなりません。
計算どおりに盲検値0.02を両方から差し引くと5.0 mg/dLです。
3:× 5.4 mg/dLにはなりません。
盲検値を差し引かずに10 × 0.16 ÷ 0.30で計算すると約5.3となり、どちらの計算でも5.4にはなりません。
4:× 5.6 mg/dLにはなりません。
血清の正味の吸光度0.14は、標準液の正味の吸光度0.28のちょうど半分なので、濃度も標準液の半分になります。
5:× 5.8 mg/dLにはなりません。
正しく計算した値は5.0 mg/dLです。
【ポイント】
終点分析法では「試料と標準液の両方から盲検の吸光度を引いてから比をとる」ことが基本です。