正答4
解説
正解は4です。
血中カルシウムは、約半分がイオン型、約40%がアルブミンなどの蛋白結合型、残りがリン酸などとの複合体として存在します。
生理作用をもつのはイオン型カルシウムです。
【選択肢別解説】
1:× イオン型は約30%ではなく、約50%です。
2:× 血清カルシウムの基準範囲は3.6〜4.4 mg/dLではありません。
総カルシウムはおよそ8.8〜10.1 mg/dLです。
3:× 低アルブミン血症では偽高値ではなく偽低値を示します。
蛋白結合型が減るため総カルシウムは低く測定されますが、イオン型は保たれていることがあります。
アルブミン値で補正した補正カルシウムで評価します。
4:○ アルカローシスではイオン型カルシウムが低下します。
pHが上がるとアルブミンの負の電荷が増え、カルシウムが結合しやすくなるためです。
過換気症候群で手足のしびれやテタニーが起こるのはこのためです。
5:× 副甲状腺ホルモン〈PTH〉の作用で血中カルシウムは低下ではなく上昇します。
骨吸収の促進、腎での再吸収促進、活性型ビタミンDの産生促進によります。
【ポイント】
アルカローシスはイオン型Ca低下、アシドーシスはイオン型Ca上昇です。
低アルブミン血症では補正カルシウムで判断することも頻出です。