正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
蛍光in situハイブリダイゼーション〈FISH〉法は、蛍光色素で標識したDNAプローブを、標本中の目的の遺伝子に結合させて観察する方法です。
間期核でも遺伝子の数や位置関係を調べられます。
【選択肢別解説】
1:× FISH標本は永久標本にはなりません。
蛍光は時間とともに退色するため、観察後は画像として記録して保存します。
2:○ 遺伝子増幅の検出に用います。
乳癌のHER2遺伝子のように、遺伝子のシグナル数が増えていることを数えて判定します。
3:○ 染色体転座の検出に用います。
2色のプローブのシグナルが融合したり分離したりすることで、BCR-ABL1融合遺伝子などを検出できます。
4:× 観察には偏光顕微鏡ではなく、蛍光顕微鏡を用います。
励起光を当てて、プローブの蛍光シグナルを観察します。
5:× 核はFITCではなく、4',6-ジアミジノ-2-フェニルインドール〈DAPI〉で対比染色します。
FITCはプローブを標識する緑色の蛍光色素として用いられます。
【ポイント】
FISH法は「蛍光標識プローブ・蛍光顕微鏡・DAPIで核染色」が基本です。
増幅・欠失・転座・数的異常の検出に用います。