正答5
解説
正解は5です。
細菌の細胞壁の主成分はペプチドグリカンです。
グラム陽性菌は厚いペプチドグリカン層をもち、グラム陰性菌は薄いペプチドグリカン層と外膜をもちます。
【選択肢別解説】
1:× Chlamydia trachomatisは、細胞の中でしか増殖できない偏性細胞内寄生性の細菌です。
細胞壁にペプチドグリカンをほとんどもちません。
2:× Klebsiella pneumoniaeはグラム陰性桿菌です。
ペプチドグリカン層は薄く、その外側に外膜をもちます。
3:× Mycoplasma pneumoniaeは細胞壁をもたない細菌です。
ペプチドグリカンがないため、β-ラクタム系抗菌薬が効きません。
4:× Orientia tsutsugamushiはつつが虫病の原因となる偏性細胞内寄生性の細菌です。
細胞壁にペプチドグリカンをもちません。
5:○ Staphylococcus aureusはグラム陽性球菌で、厚いペプチドグリカン層をもちます。
厚い細胞壁がクリスタル紫とヨウ素の複合体を保持するため、グラム染色で青紫色に染まります。
【ポイント】
グラム陽性菌は厚いペプチドグリカン、グラム陰性菌は薄いペプチドグリカンと外膜をもちます。
マイコプラズマは細胞壁をもたない点が頻出です。