正答2
解説
正解は2です。
酸素カスケードは、大気から細胞のミトコンドリアまで酸素分圧が段階的に下がる様子を示した図です。
別冊No.4では、大気(約160 mmHg)から気道で加湿された吸入気(約150 mmHg)へ下がります。
その後、肺胞気で約100 mmHgへ大きく下がります。
さらに動脈血でわずかに下がり、組織からミトコンドリアへ向かって急に低下します。
肺胞気−動脈血酸素分圧較差〈A-aDO2〉は、肺胞気の線と動脈血の線の間の小さな差です。
【選択肢別解説】
1:× ①は吸入気(約150 mmHg)と肺胞気(約100 mmHg)の差です。
肺胞内の二酸化炭素や換気の影響による低下を表します。
2:○ ②は肺胞気の破線と、そのすぐ下の動脈血の破線の間の小さな差です。
これが肺胞気−動脈血酸素分圧較差に当たります。
3:× ③は吸入気と動脈血の差であり、①と②を合わせた差です。
4:× ④は0から肺胞気レベルまでの高さであり、肺胞気酸素分圧〈PAO2〉そのものです。
5:× ⑤は0から動脈血レベルまでの高さであり、動脈血酸素分圧〈PaO2〉そのものです。
【ポイント】
A-aDO2は健常者では小さく、加齢でやや増加します。
拡散障害、シャント、換気血流比不均等で開大し、肺胞低換気だけでは開大しない点が重要です。