正答4
解説
正解は4です。
動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉を決める換気量はどれかを問う問題です。
PaCO2は、二酸化炭素排出量に比例し、肺胞換気量に反比例します。
【計算】
PaCO2 = 0.863 × 二酸化炭素排出量 ÷ 肺胞換気量
二酸化炭素排出量が一定なら、PaCO2 × 肺胞換気量 = 一定となります。
肺胞換気量が2倍になれば、PaCO2は1/2になります。
【選択肢別解説】
1:× 一回換気量には死腔換気分が含まれます。
呼吸数や死腔量によって肺胞換気量が変わるため、PaCO2とは単純な反比例になりません。
2:× 最大換気量は最大努力で得られる換気能力の指標です。
その時点のPaCO2を決める量ではありません。
3:× 死腔換気量はガス交換に関与しない換気です。
二酸化炭素の排出に寄与しないため、PaCO2と反比例しません。
4:○ 肺胞換気量はガス交換に実際に関与する換気量です。
二酸化炭素排出量が一定なら、PaCO2は肺胞換気量に反比例します。
5:× 分時換気量は肺胞換気量と死腔換気量の和です。
死腔換気量の変化を含むため、PaCO2とは単純な反比例になりません。
【ポイント】
PaCO2は肺胞換気量の指標です。
PaCO2が上昇していれば肺胞低換気、低下していれば過換気と判断します。