正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
骨などの硬組織から石灰分を除く脱灰では、脱灰液の種類によって後処理が異なります。
塩酸や硝酸などの無機酸による脱灰の後は、中和処理が必要です。
【選択肢別解説】
1:× EDTAはカルシウムをキレートして除く中性の脱灰液です。
酸を用いないため中和は不要で、水洗して次の処理に進みます。
2:○ 塩酸は無機酸で、脱灰力が強い反面、組織に残ると膨化や染色性の低下を起こします。
脱灰後に中和処理が必要です。
3:× ギ酸は有機酸で、脱灰作用が穏やかです。
中和処理は不要で、脱灰後は流水で水洗します。
4:○ 硝酸は無機酸で、脱灰が速い一方で組織を傷めやすい液です。
脱灰後に中和処理が必要です。
5:× トリクロロ酢酸は有機酸で、作用が穏やかです。
中和処理は不要で、脱灰後は水洗します。
【ポイント】
無機酸(塩酸・硝酸)は速いが組織を傷めやすく、中和が必要です。
有機酸(ギ酸・トリクロロ酢酸)やEDTAは穏やかで、EDTAは免疫染色や遺伝子検査に適しています。