正答3
解説
正解は3です。
血液や骨髄の塗抹標本でみられる特徴的な所見と、関連する疾患を対応させる問題です。
【選択肢別解説】
1:× Auer小体は、アズール顆粒が融合してできた赤紫色の針状封入体です。
急性骨髄性白血病でみられ、急性リンパ芽球性白血病ではみられません。
2:× Döhle小体は好中球の細胞質にみられる淡青色の斑点で、重症感染症や熱傷で出現します。
伝染性単核球症の特徴は異型リンパ球の増加です。
3:○ Russell小体は形質細胞の細胞質内に免疫グロブリンが蓄積した、好酸性の球状封入体です。
多発性骨髄腫でみられます。
4:× 好中球の核の過分節は、ビタミンB12や葉酸の欠乏による巨赤芽球性貧血の特徴です。
重症感染症では、核の左方移動や中毒性顆粒がみられます。
5:× 偽Pelger核異常は好中球の核が2分葉以下にとどまる異常で、骨髄異形成症候群でみられます。
巨赤芽球性貧血の特徴ではありません。
【ポイント】
Auer小体はAML、Russell小体は骨髄腫、過分節核は巨赤芽球性貧血、偽Pelger核異常はMDSと対応させます。
Döhle小体と中毒性顆粒は重症感染症で一緒に出現します。