正答4
解説
正解は4です。
細菌性食中毒は、食品中で作られた毒素を食べて起こる毒素型と、生きた菌が腸管で増えて起こる感染型に分けられます。
【選択肢別解説】
1:× Campylobacter jejuniは鶏肉などから感染し、腸管で増殖して腸炎を起こす感染型です。
潜伏期間は2〜7日程度と長めです。
2:× Listeria monocytogenesは乳製品などから感染し、菌が体内に侵入して敗血症や髄膜炎を起こす感染型です。
3:× Shigella dysenteriaeは赤痢菌で、菌が大腸粘膜に侵入して細菌性赤痢を起こします。
毒素型食中毒の原因菌ではありません。
4:○ 黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)は、食品中で耐熱性のエンテロトキシンを産生します。
この毒素を食べて数時間で嘔吐を起こす、毒素型食中毒の代表です。
5:× Vibrio parahaemolyticus(腸炎ビブリオ)は魚介類から感染し、腸管で増殖して腸炎を起こす感染型です。
【ポイント】
毒素型食中毒の代表は、黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌、セレウス菌(嘔吐型)です。
毒素型は潜伏期間が短く、黄色ブドウ球菌のエンテロトキシンは加熱しても壊れません。