正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
分光光度計で測る吸光度の定義と、Lambert-Beerの法則を問う問題です。
透過率Tは、入射光の強さに対する透過光の強さの割合です。
吸光度Aは、透過率の逆数の常用対数で表します。
【計算】
A = log(1 ÷ T) = −log T
Lambert-Beerの法則では、A = ε × c × l です。
εはモル吸光係数、cは濃度、lは光路長です。
【選択肢別解説】
1:× 吸光度は0から上限なく大きくなる値をとります。
たとえば透過率が1%なら吸光度は2です。
0から1の範囲をとるのは透過率です。
2:× 吸光度は透過率の逆数そのものではなく、その常用対数です。
3:× 混濁があると光が散乱して透過光が減るため、吸光度は見かけ上増加します。
減少するわけではありません。
4:○ Lambert-Beerの法則により、光路長が一定なら吸光度は溶液の濃度に比例します。
これが比色定量の原理です。
5:○ Lambert-Beerの法則により、濃度が一定なら吸光度は光路長に比例します。
【ポイント】
吸光度は濃度と光路長に比例し、透過率は濃度に対して指数関数的に減少します。
検量線が直線になるのは吸光度を用いるためです。