正答3
解説
正解は3です。
コンパニオン診断とは、特定の治療薬が効くかどうかを投与前に判定するための検査です。
薬剤の承認と対になって位置づけられ、遺伝子変異や蛋白発現の有無を調べるものが代表です。
【選択肢別解説】
1:× 前立腺特異抗原〈PSA〉は前立腺癌のスクリーニングや経過観察に使う腫瘍マーカーです。
特定の薬剤の適応を決める検査ではありません。
2:× 血小板凝集能は止血機能や抗血小板薬の効果を評価する検査です。
薬剤の承認と一体となったコンパニオン診断には当たりません。
3:○ 上皮成長因子受容体〈EGFR〉遺伝子の変異解析は、非小細胞肺癌でEGFRチロシンキナーゼ阻害薬の適応を判定するために行います。
変異陽性例で薬剤の効果が期待できるため、コンパニオン診断の代表例です。
4:× 75 g経口グルコース負荷試験は糖尿病の診断に用いる検査です。
特定の治療薬の効果予測には用いません。
5:× T細胞サブセット〈CD4/CD8〉は免疫状態、とくにHIV感染症の病期評価に用いる検査です。
コンパニオン診断ではありません。
【ポイント】
コンパニオン診断の例として、EGFR変異とEGFR阻害薬、HER2過剰発現とトラスツズマブ、ALK融合遺伝子とALK阻害薬の組合せを覚えておきましょう。