正答5
解説
正解は5です。
血漿蛋白には、金属やビタミン、ホルモンを運ぶ輸送蛋白が多く含まれます。
それぞれが何を運び、どこに多いかを問う問題で、誤りを選びます。
【選択肢別解説】
1:× セルロプラスミンは血中の銅の大部分を結合する蛋白です。
銅の運搬と酸化酵素としての働きをもち、記述は正しい内容です。
2:× フェリチンは鉄を貯蔵する蛋白で、肝臓や脾臓、骨髄に多く分布します。
記述は正しい内容です。
3:× トランスサイレチンは甲状腺ホルモンを運ぶとともに、レチノール結合蛋白と複合体をつくります。
これによりビタミンA(レチノール)の運搬と代謝に関わり、記述は正しい内容です。
4:× レチノール結合蛋白は血中半減期が約12時間と非常に短い蛋白です。
短期の栄養指標に用いられ、記述は正しい内容です。
5:○ トランスフェリンが結合できる鉄は1分子当たり2個(三価鉄)だけです。
数千個の鉄原子を蓄えられるのは鉄貯蔵蛋白のフェリチンなので、記述は誤りです。
【ポイント】
「運ぶのはトランスフェリン(鉄2個)」「蓄えるのはフェリチン(数千個)」と区別しましょう。
血清鉄とトランスフェリンの結合の割合を示すのがトランスフェリン飽和率です。