正答2
解説
正解は2です。
クレアチニンは筋肉のクレアチンからつくられ、主に糸球体で濾過されて尿中に出ます。
そのため血清クレアチニンは、糸球体濾過量が増えると低下し、減ると上昇します。
筋肉量が多いほど産生量が増えて高くなる点も重要です。
【選択肢別解説】
1:× 脱水では腎血流量が減って糸球体濾過量が低下します。
そのため血清クレアチニンは低下ではなく上昇します。
2:○ 妊娠中は循環血漿量と腎血流量が増え、糸球体濾過量が大きく増加します。
クレアチニンの排泄が進むため、血清クレアチニンは低下します。
3:× 腎不全では糸球体濾過量が低下してクレアチニンが排泄されにくくなります。
そのため血清クレアチニンは上昇します。
4:× 先端巨大症では成長ホルモンの過剰により筋肉量が増え、クレアチニンの産生が増えます。
そのため血清クレアチニンは低下せず、上昇しやすくなります。
5:× うっ血性心不全では心拍出量が減り、腎血流量と糸球体濾過量が低下します。
そのため血清クレアチニンは上昇します。
【ポイント】
血清クレアチニンが低くなるのは、妊娠、筋肉量の減少(長期臥床・筋ジストロフィーなど)、尿崩症などです。
筋肉量の影響を受けにくい腎機能の指標としてシスタチンCがあります。