正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
栄養状態の短期的な変化を見るには、血中半減期が短い蛋白(rapid turnover protein)が適しています。
代表的なものはトランスサイレチン、トランスフェリン、レチノール結合蛋白の3つです。
【選択肢別解説】
1:× アルブミンは半減期が約2〜3週間と長い蛋白です。
長期的な栄養状態の指標には使えますが、短期の変化はとらえにくいです。
2:× ハプトグロビンは遊離ヘモグロビンと結合する蛋白です。
溶血の指標や急性期反応蛋白として用い、栄養指標にはしません。
3:× セルロプラスミンは銅を結合する蛋白です。
Wilson病の診断などに用い、栄養指標にはしません。
4:○ トランスフェリンは鉄を運ぶ蛋白で、半減期は約7〜10日です。
アルブミンより短期間の栄養状態の変化を反映するため、短期の栄養指標に用います。
5:○ レチノール結合蛋白は半減期が約12時間と非常に短い蛋白です。
数日単位の栄養状態の変化を鋭敏に反映するため、短期の栄養指標に用います。
【ポイント】
rapid turnover proteinの半減期は、レチノール結合蛋白が約0.5日、トランスサイレチンが約2日、トランスフェリンが約7〜10日です。
トランスフェリンは鉄欠乏で上昇するため、解釈に注意が必要です。