正答1
解説
正解は1です。
胎児の造血の場は、発生の時期とともに卵黄嚢、肝臓(と脾臓)、骨髄へと移っていきます。
胎生中期にどこが中心になるかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 胎生2か月ごろから肝臓での造血が始まり、胎生中期には肝臓が造血の中心になります。
この時期を肝脾期と呼び、最も重要な造血臓器は肝臓です。
2:× 脾臓も胎生中期に造血に関わりますが、その役割は肝臓より小さいです。
主要な造血組織とはいえません。
3:× 卵黄嚢は胎生初期(およそ胎生2か月まで)の造血の場です。
胎生中期にはすでに主役ではありません。
4:× 骨髄での造血は胎生後期から本格化し、出生後の主な造血の場になります。
胎生中期の主要な造血組織ではありません。
5:× 大腿骨などの長管骨の骨髄は、胎生後期から小児期にかけて造血を担います。
成人になると脂肪髄に置き換わり、造血は主に体幹の扁平骨で行われます。
【ポイント】
胎児の造血は「卵黄嚢期、肝脾期、骨髄期」の順に移ります。
成人の造血は、胸骨・椎骨・骨盤(腸骨)などの扁平骨の骨髄で行われる点もあわせて覚えましょう。