正答4
解説
正解は4です。
生物は、核膜に包まれた核をもたない原核生物と、核膜に包まれた核をもつ真核生物に分けられます。
細菌は原核生物、真菌や原虫は真核生物です。
【選択肢別解説】
1:× Aspergillus fumigatusは糸状菌(カビ)で、真核生物です。
肺アスペルギルス症の原因になります。
2:× Cryptococcus neoformansは莢膜をもつ酵母様真菌で、真核生物です。
髄膜炎の原因になり、墨汁染色で莢膜を確認します。
3:× Microsporum canisは皮膚糸状菌で、真核生物です。
ネコやイヌから感染し、白癬の原因になります。
4:○ Mycoplasma pneumoniaeは細胞壁をもたない細菌で、原核生物です。
核膜をもたず、マイコプラズマ肺炎の原因になります。
5:× Pneumocystis jiroveciiは、かつて原虫とされていましたが、現在は真菌に分類される真核生物です。
免疫不全者のニューモシスチス肺炎の原因になります。
【ポイント】
マイコプラズマは細胞壁をもたないためβ-ラクタム系抗菌薬が効きませんが、細菌であり原核生物です。
真菌か細菌かで迷いやすい微生物(ニューモシスチス、マイコプラズマ、放線菌)を整理しておきましょう。