正答1
解説
正解は1です。
芽胞は、一部の細菌が環境の悪化に耐えるために菌体内につくる耐久型の構造です。
芽胞をつくる細菌の代表は、好気性のBacillus属と嫌気性のClostridium属です。
【選択肢別解説】
1:○ Bacillus anthracis(炭疽菌)はBacillus属のグラム陽性大桿菌で、芽胞を形成します。
芽胞は熱や乾燥、消毒薬に強く、土壌中で長く生き残ります。
2:× Bordetella pertussisは百日咳の原因となるグラム陰性小桿菌です。
芽胞はつくりません。
3:× Cutibacterium acnes(旧Propionibacterium acnes)は皮膚の常在菌で、嫌気性のグラム陽性桿菌です。
芽胞はつくりません。
4:× Klebsiella pneumoniaeは莢膜をもつグラム陰性桿菌です。
芽胞はつくりません。
5:× Moraxella catarrhalisはグラム陰性双球菌です。
芽胞はつくりません。
【ポイント】
芽胞は通常の煮沸では死滅しないため、高圧蒸気滅菌(121℃、15分以上など)が必要です。
Clostridium属(破傷風菌・ボツリヌス菌・ウェルシュ菌)とClostridioides difficileも芽胞形成菌として重要です。