正答4
解説
正解は4です。
治療薬物モニタリング〈TDM〉は、血中の薬物濃度を測定して投与量や投与間隔を調整することです。
有効な濃度と副作用が出る濃度の幅が狭い薬や、個人差の大きい薬が主な対象になります。
【選択肢別解説】
1:× アンピシリンはペニシリン系抗菌薬です。
安全域が広く、通常はTDMを行いません。
2:× エリスロマイシンはマクロライド系抗菌薬です。
安全域が比較的広く、通常はTDMの対象ではありません。
3:× セファゾリンはセフェム系抗菌薬です。
安全域が広く、通常はTDMを行いません。
4:○ バンコマイシンはMRSAなどに用いるグリコペプチド系抗菌薬です。
腎障害などの副作用が濃度に関係し、有効域も狭いため、血中濃度を測って投与量を調整するTDMが必要です。
5:× メロペネムはカルバペネム系抗菌薬です。
安全域が広く、通常はTDMの対象ではありません。
【ポイント】
抗菌薬でTDMが必要な代表は、バンコマイシン・テイコプラニンなどのグリコペプチド系と、ゲンタマイシン・アミカシンなどのアミノグリコシド系です。
ほかにジゴキシン、テオフィリン、抗てんかん薬、免疫抑制薬もTDMの対象です。